セミナー「川で遊ぶ、川を守る〜日本と韓国の水辺環境」
ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)では、1月18日(火)19:00から東京・有楽町の丸の内さえずり館で、セミナー「川で遊ぶ、川を守る〜日本と韓国の水辺環境」を開催します。
このセミナーでは写真家の村山嘉昭さんをスピーカーに招き、村山さんが撮影した「川ガキ」のスライドを見ながら、吉野川や川辺川など日本各地の河川の自然環境、ダムや河口堰の問題などに関するお話をうかがいます。
川ガキとは水辺で遊ぶ楽しさを知っている子どもたちのことです。かつてはどこにでもいた川ガキも、清流で生きる魚や虫と同様に急速に少なくなっています。コンクリートによるダムや護岸工事と、水辺を必要以上に危険視する社会の風潮が、川ガキを「絶滅」に追いやっているのです。川ガキが楽しく遊べる川を守るためにはどうしたらよいか。村山さんに思いの丈を語っていただきます。
併せて、ラムネットJが韓国の湿地NGOと連携しながら問題提起を行っている、韓国で進行中の四大河川開発事業について、ラムネットJの菅波完さんが報告します。
なお、丸の内さえずり館では2月16日(水)まで、ラムネットJの湿地パネル展を開催中です。丸の内さえずり館の開館時間は11:00〜19:00で、土日・祝日は休館となります。平日の昼間に出向くのが難しい方は、ぜひこのセミナーに参加してパネル展もご覧ください。また、2月2日(水)にもセミナー「渡良瀬遊水池のラムサール登録に向けて」を開催します。
■セミナー「川で遊ぶ、川を守る〜日本と韓国の水辺環境」
◎日 時:1月18日(火)19:00〜20:30
◎会 場:自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
東京メトロ有楽町駅D2出口直結 TEL:03-3283-3536
◎定 員:先着40名(要事前申し込み)
◎参加費:500円
◎申込方法:丸の内さえずり館まで電話かメールでお申し込みください。
TEL:03-3283-3536 E-mail:saezurikan@m-nature.info
●村山嘉昭さんのプロフィール
1971年生まれ、神奈川県横浜市出身。
テレビ・ラジオの広報撮影、農業出版社の写真部勤務を経て、現在はフリーランスの立場で人と自然の関わりをテーマに取材撮影を手がける。
2000年から「川ガキ−水辺に生息する生きもの」の撮影に取り組む。
河川開発等が与える直接的な影響だけでなく、多くの無関心によって本来の川の姿が消えつつあることに危機感を覚え、2003年からは水辺や公園などを会場にした移動写真展を企画し主催する。
2011年01月07日掲載