第7回日韓NGO湿地フォーラム(2/25-26・福岡市)

 ラムネットJでは、韓国湿地NGOネットワーク(KWNN)との共催で、2月25日、26日の2日間、第7回日韓NGO湿地フォーラムを開催します。今年7月にルーマニアで開催されるラムサールCOP11に向けた企画内容となっていますので、全国の湿地保全団体、ラムサール条約に関心のある一般の方の積極的なご参加をお待ちしています。

★当日は下記のUstreamチャンネルでビデオ中継を配信します。
 ハッシュタグ:#wetlandjp
http://www.ustream.tv/channel/ramnet-j




第7回 日韓NGO湿地フォーラム

■日時・会場(1日目と2日目で会場が異なりますので、ご注意ください)
 2012年2月25日(土)10:00〜17:30
  福岡商工会議所 401〜404号室〈地図〉
   (博多駅博多口から徒歩10分、地下鉄祇園駅5番出口から徒歩5分)  
 2012年2月26日(日)10:00〜15:00〈地図〉
  福岡朝日ビル 13〜14号室(博多駅博多口から徒歩2分)
  
■参加費(2日間):一般1500円、ラムネットJ会員1000円(当日入会も可)
■主 催:ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
     韓国湿地NGOネットワーク(KWNN)

 ラムネットJでは、2008年に韓国のチャンウォンで行われた第10回ラムサール条約締約国会議(ラムサールCOP10)の準備段階から、韓国の湿地保全関係者と交流し、ラムサールCOP10や、2010年に名古屋で行われた生物多様性条約COP10などの国際会議への対応を協力して行ってきました。今年は7月にルーマニアのブカレストでラムサールCOP11が、9月には韓国のチェジュ島でIUCNの第5回世界自然保護会議(WCC)が開催されます。これらの会議でも日韓のNGOが連携して湿地保全をアピールしていきます。
 今回の日韓NGO湿地フォーラムでは、まず1日目はCOP11やWCCへの準備として、韓国の四大河川、日本の泡瀬、諫早といった公共事業による湿地の危機と、司法の問題について考えます。続いて2日目は、COP11のテーマである「湿地のツーリズム」に関して日韓各地の事例を報告し合い、さらにCOP11でのNGOの課題や取り組みについて検討します。
 一般の方でも、湿地保全やラムサール条約について学びたい方は、ぜひご参加ください。

■プログラム
【第1部2月25日(土)10:00-17:30
開会挨拶
 堀 良一(ラムネットJ共同代表)
 ハン・ドンウク(PGA生態研究所・KWNN)
日韓湿地の危機 ─止まらない公共事業とねじれる司法─
10:10-11:00 止まらない公共事業とねじれる司法 ─諫早・泡瀬・上関─
         堀 良一(ラムネットJ共同代表)
11:00-12:00 4大河川の法的問題と現状
         ファン・インチョル
            (グリーンコリア自然生態局4大河川現場チームリーダー)
 <昼食>
13:00-13:50 韓国の海洋エネルギーの開発現況 
       ─江華地域の潮力発電を中心に─
         キム・スンレ(江華島市民連帯生態保全委員長)
13:50-14:40 日本初のダム撤去始まる
       ─荒瀬ダム問題からダム問題を考える─
         つる詳子(環境カウンセラー)
         <休憩>
15:00-16:00 公共事業訴訟とオーフス条約 ─欧州の例を中心として─
         大久保規子(大阪大学大学院法学研究科教授)
16:00-17:00 意見交換
         コーディネーター:花輪伸一(ラムネットJ共同代表)
WWN地球湿地賞受賞特別報告
17:00-17:30 大分県中津干潟の生物多様性保全と海域利用
         足利由紀子(水辺に遊ぶ会理事長)

【第2部2月26日(日)10:00-12:30
湿地ツーリズムとレクリエーション
10:00-10:30 ラムサール条約とツーリズム
       ─COP11決議案「ツーリズムと湿地」─
         柏木 実(ラムネットJ共同代表)
10:30-11:00 荒尾干潟をラムサール条約登録地に
         高野茂樹(日本野鳥の会熊本県支部会員、八代野鳥愛好会代表)
11:00-11:30  韓国の湿地を探して」(冬)と
        セマングム海辺の道歩き」(夏)を中心に
         パク・ビョンサム(環境と生命を守る教師の会湿地委員長)
11:30-12:00 福岡湾東部におけるクロツラヘラサギの生息状況
       ─福岡湾(博多湾)の環境変化に対応する鳥たち─
         服部卓朗(ふくおか湿地保全研究会理事長)
12:00-12:30 地域共同体を基盤にしたムアン(務安)干潟保全運動
       :開発と保全の二分法を克服して、共存の干潟保全モデルを作る
         チャン・ジニョン(生態地平研究所責任研究員)

【第3部2月26日(日)13:30-15:00
ラムサールCOP11ガイダンス
13:30-13:55 ラムサールCOP11への参加方針案(ラムネットJ)
         花輪伸一(ラムネットJ共同代表)
13:55-14:25 水田と農薬に関する決議
         柏木 実(ラムネットJ共同代表)
         *資料作成:呉地正行(ラムネットJ共同代表)
14:25-14:50 ラムサールCOP11での活動方針(KWNN)
         キム・ギョンチョル
閉会挨拶
14:50-15:00 土谷光憲(ラムネットJ理事)
       韓国参加者

※第3部終了後、COP11に向けての日韓の関係者による意見交換会を行います。

■お問い合わせ
NPO法人ラムサール・ネットワーク日本 TEL/FAX 03-3834-6566
Eメール info☆ramnet-j.org(☆印は@に置換)

☆チラシのPDFファイルはこちらです。

2012年01月27日掲載