田んぼの生物多様性向上10年プロジェクトキックオフ集会
ラムネットJでは、2013年2月9日に小山市立生涯学習センターで、「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクトキックオフ集会」を下記の通り開催します。この集会から、田んぼの生きものの多様な世界を再び取り戻すための、さまざまな取り組みの受け皿となる「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」が始まります。みなさまのご参加をお待ちしています。
田んぼの生物多様性向上10年プロジェクトキックオフ(活動開始)集会
国連生物多様性の10年日本委員会認定連携事業
ラムサール条約 世界湿地の日参加行事
田んぼ、お米、生きもの、農のある地域づくりに、関係する全ての人へ・・・
みんなで力をあわせ日本の田んぼに生きものの多様性を取り戻そう!
●日 時:2013年2月9日(土)13:00〜18:00(開場12:30)
●会 場:小山市立生涯学習センター(JR小山駅西口前)
栃木県小山市中央町3-7-1ロブレ6F TEL 0285-22-9111
●参加費:無料 事前申込み不要 当日受付(先着100名)
「田んぼの生物多様性向上行動計画書」無料配布
●主 催:ラムサール・ネットワーク日本
●共 催:第13回アジア環境創造型稲作技術会議実行委員会
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会
コウノトリ・トキの舞うふるさとおやまをめざす会
小山市
●後 援:国連生物多様性の10年日本委員会
国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
●問い合わせ:渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会事務局
TEL 0285-25-6577(浅野正富法律事務所内)
●プログラム
第1部 基調講演 田んぼの生物多様性と各地の取り組み
第2部 田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト、その生い立ちと行動計画
第3部 みんなで語る、未来の田んぼ宣言
トンボが舞い、メダカが泳ぎ、夜はカエルの大合唱。かつては当たり前に見られた田んぼの生きものが、今急速に消えようとしています。私たちは田んぼをすみかとする様々な生きものが、農業、環境、そして心を支える底力となっていることに注目し、田んぼの生きものの多様な世界を再び取り戻すために、様々な取り組みの受け皿となる「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」(以下、「田んぼ10年プロジェクト」)を開始します。
最近は国際条約でも田んぼの生物多様性への関心が高まり、2008年には水田を含む湿地の保全・利用・啓発をめざすラムサール条約第10回会議で、水田の生物多様性向上をめざす「水田決議X.31」が採択され、2010年には生物多様性条約(CBD)第10回会議で、ラムサール水田決議を取り込んだ「農業生物多様性」決定X/34が採択されました。更にCBD第10回会議では、劣化してしまった生物多様性を未来に向けて回復するための20の具体目標・「愛知目標」の決定と「国連生物多様性の向上10年」を国連に求める決議が採択され国連総会を経て具体化しました。
これらの流れを活かし、「田んぼ10年プロジェクト」では、各地で田んぼの生きものに関心や関わりを持つ方々をキックオフ集会へ招き、お互いの交流を深め、水田決議にも盛り込まれている、生きもの豊かで懐かしい未来の田んぼの姿を共有し、それぞれの場所や立場から、田んぼの生きもののにぎわいをめざす水田目標を掲げ、参加者の皆さんと一つ傘の下に懐かしい未来の田んぼへ向けて共に歩んでゆきたいと考えています。個人、団体、農業経験の有無を問いません。田んぼの生きものに関心がある方の多数の参加をお待ちしています。
2013年1月
ラムサール・ネットワーク日本
共同代表 呉地正行
*「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」は、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)が愛知目標達成のために主宰する「にじゅうまるプロジェクト」に参加するとともに、国連生物多様性10年日本委員会の10の連携事業の1つに認定されその活動が期待されています。
2013年01月30日掲載