第5回日韓NGO湿地フォーラム(3/26-28 東京)
ラムサール・ネットワーク日本では、第5回日韓NGO湿地フォーラムを、下記の通り、2010年3月26日〜28日に東京・水道橋の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
第5回日韓NGO湿地フォーラムのお知らせ
2010年は国際生物多様性年で、10月には名古屋市で第10回生物多様性条約締約国会議(CBD/COP10)が開催されます。湿地保護に関わる日本と韓国の環境NGOは、2007年に第1回フォーラムを開き、その後もラムサール条約会議(COP10 韓国)を経て、互いに協働しながら湿地保護活動を進めてきました。今回のフォーラムでは、CBD/COP10を目指して、下記のように、湿地NGOと政府の取り組み、湿地の生物多様性の現状と課題などについて発表と意見交換を行います。また、香坂玲氏(名古屋市立大学准教授)による基調講演も予定しています。
湿地の生物多様性に関心のある皆さまのご参加を、心からお待ちしています。
記
●日 程:3月26日(金)、27日(土)、28日(日)
●場 所:在日本韓国YMCAアジア青少年センター 国際ホール(同時通訳あり)
〒101-0064東京都千代田区猿楽町2-5-5 TEL:03-3233-0611
(水道橋駅徒歩6分)地図
●主 催:NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、韓国湿地NGOネットワーク
●後 援(依頼予定):
WWFジャパン、(財)日本自然保護協会、(財)日本野鳥の会、
CBD市民ネット湿地の生物多様性部会
●参加費:一般の方2,000円
ラムサール・ネットワーク日本の会員の方1,000円
<プログラム>
3月26日(金)12:30開場 | |||
●CBD/COP10に関するNGOと政府の取り組み 進行:菅波 完 | |||
13:00 | 開会の挨拶 | 堀 良一 | ラムサール・ネットワーク日本 |
キム・ドクソン | 韓国湿地NGOネットワーク | ||
13:10 | 日本のNGOの取り組み(1) 日本のNGOのCBD-COP10への取り組み(CBD市民ネットとラムネットJの目指すもの) |
伊藤よしの 柏木 実 |
ラムサール・ネットワーク日本 |
13:40 | 生物多様性条約COP10に向けた日本の取組み | 鳥居敏男 | 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室 |
14:10 | 日本のNGOの取り組み(2) 水田決議の歩み〜RamsarCOP10からCBDCOP10へ〜 |
呉地正行 | ラムサール・ネットワーク日本 |
14:40 | 休憩 | ||
15:00 | 韓国の水田湿地に息づく田んぼの生きもの調査と水田決議の活動計画 | キム・ソクスン | 韓国水田湿地ネットワーク |
15:30 | 農林水産業と生物多様性の関係は? | 木内岳志 | 農水省大臣官房環境バイオマス政策課地球環境対策室 |
16:00 | 質疑・討論 | ||
17:00 | 終了 | ||
●日本の湿地NGOの活動(個別事例) 進行:陣内隆之 | |||
19:00 | 東京湾に残された貴重な干潟・浅海域・三番瀬について | 立花一晃 | 船橋浦三番瀬のラムサール登録を実現する会 |
19:20 | 新たな関東地方でのラムサール条約湿地登録の可能性を追求〜千葉県下をモデルとして〜 | 荒尾 稔 | 里山シンポジウム実行委員会 |
19:40 | 四国三郎・吉野川からの報告 | 藤田順三 | 吉野川・東京の会 |
20:00 | 生物多様性と文化の多様性 - 水田と伝統文化 | 田中 博 | ラムサール・ネットワーク日本韓国事務局 |
20:20 | 韓国4大河川整備事業視察(ビデオ上映) | 浅野正富 | ラムサール・ネットワーク日本 |
20:40 | 韓国4大河川整備事業視察報告 | 小沢秀造 | ラムサール・ネットワーク日本 |
21:00 | 終了 | ||
3月27日(土)9:00開場 | |||
●日韓における湿地の生物多様性の現状と課題〔1〕 進行:伊藤よしの | |||
9:30 | 日本(1)日本の湿地の現状と課題 | 花輪伸一 | WWFジャパン |
10:00 | 日本(2)救え!いのちの海 上関〜瀬戸内海の最後の豊かさが残る場所〜 | 高島美登里 | 長島の自然を守る会 |
10:30 | 日本(3)有明海と諌早湾の生物多様性と干拓事業の防災効果検証 | 時津良治 | 有明海漁民・市民ネットワーク |
11:00 | 韓国(1)韓国における湿地の状況およびKWNNについて | パク・ジュンノク | 湿地と鳥たちの友 |
11:30 | 韓国(2)4大河川整備事業の問題点 | コイ・チソン | |
12:00 | YMCA展示室見学/昼食 | ||
●CBD/COP10に向けて 進行:伊藤よしの | |||
13:30 | 基調講演 愛知・名古屋の生物多様性条約:ラムサール条約、淡水・湿地の保護とCOP10 |
香坂 玲 | 名古屋市立大学 |
14:30 | 質疑 | ||
15:00 | 休憩 | ||
15:20 | ・支援実行委員会の活動と情報 ・日韓湿地NGOの共同行動について |
山田好人 進行:菅波 完 |
COP10支援実行委員会 |
●日韓における湿地の生物多様性の現状と課題〔2〕 進行:伊藤よしの | |||
16:50 | 日本(4)霞ヶ浦流域の環境保全と持続型社会の構築をめざす市民型公共事業〜アサザプロジェクト〜 | 飯島 博 | アサザ基金 |
17:20 | 終了 | ||
18:00 | 懇親会(YMCA)〜20:00 | ||
3月28日(日)9:00開場 | |||
●日韓における湿地の生物多様性の現状と課題〔3〕 進行:堀 良一 | |||
9:30 | 日本(5)黄海沿岸湿地の生態系ベース管理モデル作り-韓国全羅南道ムアン郡モデル地区プロジェクトを例に- | 東梅貞義 | WWFジャパン |
10:00 | 韓国(3)韓国沿岸湿地の生物多様性と課題 | チュ・ヨンギ | セマングム生命平和全北連帯 |
10:30 | 韓国(4)韓国の内陸湿地リスト(Inventory)の現況と河川湿地 | ハン・ドンウック | PGA生態研究所 |
11:00 | 休憩 | ||
11:20 | 韓国(5)洛東江河口の生物多様性と問題点 | ユン・ソンギョン | 湿地と鳥たちの友 |
11:50 | 日本(6)沖縄・泡瀬干潟からの報告 | 桑江直哉 | 泡瀬干潟を守る連絡会 |
12:20 | 昼食 | ||
13:20 | 日本(7)三浦市三戸・北川湿地を未来に残そう! | 横山一郎 | 三浦・三戸自然環境保全連絡会 |
13:50 | 共同声明の採択 | ||
14:10 | 閉会の挨拶 | イ・インシク | 韓国NGO |
花輪伸一 | ラムサール・ネットワーク日本 | ||
14:20 | 終了 |
(プログラムは変更されることがあります)
●参加申し込み:
参加ご希望の方は、お名前と電話番号を記入して、下記のラムサール・ネットワーク日本事務局まで、Eメールまたはファックスでお申し込み下さい。お申し込みがなくてもご参加いただけますが、資料の準備の都合上、事前にご連絡をいただけると助かります。
NPO法人ラムサール・ネットワーク日本
〒113-0021東京都文京区本駒込4-38-1 冨士ビル2F
TEL/FAX:03-5842-1882
2010年02月19日掲載