渡良瀬遊水池のラムサール条約湿地登録に関する要望書への賛同者募集

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渡良瀬遊水池

 ラムサール・ネットワーク日本では、地元の6つの自然保護団体と共同で、渡良瀬遊水池のラムサール条約登録に関する要望書を、2011年10月18日に環境省や国土交通省、地元自治体などに提出します。この要望書は、渡良瀬遊水池において、治水と湿地保全の両立を目指していくことを確認し、2012年6月に開催される第11回ラムサール条約締約国会議(COP11)での、渡良瀬遊水池の条約登録を求めるものです。
 ただいま、この要望書に賛同していただける個人・団体の方を緊急に募集しています(締切:10月17日)。ご協力をよろしくお願いいたします。

●「渡良瀬遊水地のラムサール条約湿地登録に関する要望書」PDFファイル
https://www.ramnet-j.org/2011/10/13/20111018watarase.pdf



「渡良瀬遊水地のラムサール条約湿地登録に関する要望書」にご賛同ください

ラムサール・ネットワーク日本
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会
渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会
わたらせ未来基金
日本野鳥の会栃木
小山の環境を考える市民の会
藤岡町自然を守る会

 渡良瀬遊水地については、ラムサール登録のための鳥獣保護区指定の手続が進んでおりますが、遊水地の70パーセントを占める栃木市の治水推進を唱える住民たちが、「登録後に、治水事業も推進されると国は説明しているが、自然保護団体が全国、場合によっては全世界から藤岡地域にやってきて、『遊水地内で工事をしているのは怪しからん』と主張し、治水事業の妨げになる」との理由で、登録反対の署名活動を開始しており、看過できない状態になっております。

 遊水地が今回河川法担保で登録されるようになったきっかけは、ラムサール・ネットワーク日本の理事を務めている渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会の高松健比古さんが委員に参加して策定された渡良瀬遊水池湿地保全・再生基本計画にあります。
 同計画は乾燥化した遊水地の湿地再生と治水事業の両立を図り、20〜30年にわたって掘削作業を伴う再生事業を行うものですが、モニタリング委員会にも高松さんや地元の保護団体の役員が入って、いわば当事者的立場で関わって行きますので、地元の保護団体及びラムサール・ネットワーク日本は全面的に支持しています。

 そこで、このような登録推進の活動をしてきた地元の自然保護団体とラムサール・ネットワーク日本の立場を明らかにし、治水推進派の懸念は杞憂に過ぎないとして、環境省、国交省、自治体、治水団体に対し、PDFファイルで添付しました条約登録推進の要望書を出すことにしました。
 また、治水推進派は、自然保護団体が全国から来て工事に抗議するのではないかと懸念していますので、地元の自然保護団体とラムサール・ネットワーク日本の立場が全国の湿地保全関係者や自然保護関係者に支持されていることを明らかにするため、要望書には賛同団体・個人の名簿を添付して提出することにしました。

 河川法担保でのラムサール登録は現在、渡良瀬遊水地とコウノトリの生息地である兵庫県豊岡市の円山川下流域で準備が進んでいますが、渡良瀬遊水地と円山川下流域がラムサール登録になると、今後各地で河川法を担保にした登録の可能性が出てきますので、何としても渡良瀬遊水地登録反対の動きを押さえ込む必要があります。全国の大勢の皆様からのご賛同の連絡をお待ちしています。
 要望書にご賛同いただける方は団体、個人を問いませんので、以下の連絡先までお知らせください。

●要望書への賛同の連絡先:
渡良瀬遊水池をラムサール条約登録地にする会事務局
〒323−0034 栃木県小山市神鳥谷1丁目6番19号 浅野正富法律事務所内
FAX 0285‐25‐6627
E-mail m-asano☆msd.biglobe.ne.jp(☆印は@に置換)

●問い合わせ:TEL 090−3311−4463(事務局長・浅野正富)

●期限:2011年10月17日(月)正午
 期間が短いですがよろしくお願い致します

●この声明にご賛同いただける方は、お名前と連絡先をご記入の上、
 上記の連絡先までメール、FAX、郵便等でお送りください。



「渡良瀬遊水地のラムサール条約湿地登録に関する要望書」に賛同します。

団体名または個人名(個人の方で所属団体等を明らかにできる方は
個人名の後に記載して下さい):

連絡先(メールアドレス、FAX番号など):


2011年10月14日掲載