泡瀬埋め立てストップ!東京でシンポ開催(12/4)

 ラムサール・ネットワーク日本と泡瀬干潟を守る連絡会は、泡瀬干潟の自然の豊かさを改めて学び、埋め立て工事中断を求めるシンポジウムを2011年12月4日(日)午後2時から東京・目白の雑司が谷地域文化創造館で開催します。ぜひご参加ください。



シンポジウム
工事を止めろ!沖縄・泡瀬干潟とサンゴの海が消えていく
〜判決無視・公約違反の埋め立て工事再開に、生き物たちの悲鳴が聞こえる〜

 沖縄本島東海岸に位置する泡瀬干潟とその浅海域は、多様な環境を有し、生物量も多く、絶滅危惧種や固有種が多数生息するなど国際的にも大切な生物多様性の宝庫です。
 そんな生き物の楽園が、今また土砂で埋め立てられようとしています。
 2009年10月、福岡高裁那覇支部はこの埋め立て事業には経済的合理性がないとして、公金の支出を認めませんでした。判決は確定し、埋め立て工事は止まったかに見えました。「コンクリートから人へ」を公約にした民主党新政権の誕生で、干潟は守られたはずでした。
 ところが2010年8月、新政権は沖縄市が示した新たな計画案にいとも簡単に同意し、2011年10月には埋め立て工事が再開されてしまいました。
 司法判断をないがしろにして暴走する行政と、国民との公約を捨て去り環境破壊の無駄な公共事業に突き進む政治。東日本大震災の被害と福島原発事故の問題で困難を極めている中、防災上も問題が大きい埋め立て計画に血税が注がれています。
 もはや法治国家とは思えない社会を変えるために、今こそ私たち国民が声を上げていかなければならないのではないでしょうか。

日 時:2011年12月4日(日)14:00〜17:00
会 場:雑司が谷地域文化創造館  第2会議室
     東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内
     東京メトロ副都心線 「雑司が谷駅」2番出口上
     JR山手線目白駅下車 徒歩約10分
     〔地図〕http://www.toshima-mirai.jp/center/e_zoshigaya/     
資料代:一般1000円/学生500円
主 催:泡瀬干潟を守る連絡会 http://www.awase.net/
    ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)
後 援:日本自然保護協会、日本野鳥の会、WWFジャパン

【プログラム】
●泡瀬干潟の埋め立てとは 〜埋め立て計画の概要と経過報告
  陣内隆之(ラムサール・ネットワーク日本)
●泡瀬干潟は世界の宝
  小橋川共男(泡瀬干潟を守る連絡会)
●今、泡瀬干潟で起きていること 〜ホットな現場の話題と問題点の解説
  前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会)
●消えていく干潟とサンゴの海 〜環境調査の結果から
  安部真理子(日本自然保護協会) 
●暴走する行政と政治を止めるために
  堀 良一(ラムサール・ネットワーク日本)
●ディスカッション
  コーディネーター:花輪伸一(ラムサール・ネットワーク日本)

【問い合わせ】
ラムサール・ネットワーク日本
TEL:090-8179-2123(担当:陣内)
メール:bi5t-jnni☆asahi-net.or.jp(☆印は@に置換)

※当日はインターネットでビデオ中継を行います。
 会場にお越しになれない方は、以下のUstreamのサイトでご覧下さい。

2011年11月14日掲載