WWN地球湿地賞に投票しよう(投票の手引き)
世界湿地ネットワーク(WWN)では、第2回地球湿地賞(ウェットランド・グローブ賞)の投票を呼びかけています。これは市民、NGOが湿地の管理を評価するイベントです。世界中のNGO、地域住民がインターネットを通して投票し、湿地の管理の良さを称える「青い地球賞」(ブルー・グローブ賞)と、管理の改善を指摘する「灰色の湿地賞」(グレー・グローブ賞)を選び、2012年7月のラムサールCOP11で発表します。2010年の第1回では、アジア地域として中津干潟が「青い湿地賞」を授賞しました。
第2回地球湿地賞は以下のページから投票できます。締め切りは3月31日です。
英語が苦手な方でも投票できるよう、以下にWWNの投票ページの日本語解説を掲載しましたので、ご参照の上、ぜひ投票に参加してください。
(下記の日本語解説と同じ内容のPDFファイル)
(WWNホームページの「2010年の結果」の日本語訳)
2012年ウェットランド・グローブ賞のご案内
■はじめに
投票したいと思う湿地を下の地図の中から探し、マップポイント(緑色の丸印)をクリックして投票して下さい。投票の前にまず、登録/認証を済ませておいて下さい。もしお目当ての湿地が地図上に示されていない場合は、あなたが国際的に重要だと思う湿地を新たに登録することができます。2012年3月31日の締切日までに投票を済ませて下さい。投票結果は2012年にルーマニアで開催されるラムサール条約COP11の際に発表されます。
(ウェブページ上の地図をクリックすると各地域の拡大地図が示されます。)
■賞について
http://www.worldwetnet.org/awards/information/
世界湿地ネットワークは、湿地管理における最良の実践例を奨励することを目的にウェットランド・グローブ賞を立ち上げました。これは賞金を授与するものではなく、湿地そのものに授ける賞ですが、その湿地に深く関わっている人物が、ルーマニアで開催されるラムサール条約COPにおいて受賞湿地を代表して賞を受け取ることを歓迎します。
賞は2部門で構成されています。ブルーグローブ賞は湿地管理における最良の実践例、グレーグローブ賞は人間の活動により务化した、あるいは顧みられていない湿地の事例に焦点を当てるものです。(以前は「再生された」湿地を表彰するグリーングローブ賞もありましたが、賞をさらに効果的なものにするために2部門に絞ることになりました。)これら2部門の受賞湿地を各大陸から選出し、2012年のラムサールCOPのNGO国際湿地会議において発表いたします。ウェットランドグローブ賞のPRをお手伝いして下さる方は、下記のリンクからポスター(300Kb)をダウンロードしてお好きなところに掲示して下さい!
ウェブページ本文の左側メニューにあるWetland Voting Mapから地域、湿地を選んで投票して下さい。
ブルーグローブ賞
この賞は、生物種や生息地保全のために良好に管理されている湿地、地域の人々が健全な関わりあいを持っている湿地、そして湿地の産物や恩恵を提供している湿地を表彰するものです。私たちはこのような湿地の事例から学ぶことができ、この賞の受賞湿地を成功したアプローチの事例研究のために活用することができます。選考には下記の具体的な基準を用いています。
- Participation and involvement (of local people)
参加と関与(地域住民の) - Sustainable livelihoods
持続可能な暮らし - Wetland benefits
湿地の恩恵 - Management for wildlife and biodiversity
野生生物と生物多様性保全のための管理
グレーグローブ賞
特に経済や開発など人間の活動による圧力の増大、および気候変動や侵入種の影響により、多くの湿地が急速に务化しています。たとえ積極的な破壊のプロセスでなくとも、湿地を顧みないこと自体が湿地に同等の悪影響を与えかねません。この賞はブルーグローブ賞に比べて不人気な賞ですが、湿地への関心を集め、状況を改善するための行動を促すことができるでしょう。選考基準は以下の通りです。
- Industrial and agricultural impact / pollution
工業や農業による影響・汚染 - Habitat / species loss
生息地・生物種の喪失 - Unsustainable development (e.g. building, man-made structures, drainage and over-abstraction and reclamation)
持続不可能な開発(例:建物、人工構造物、干拓、湿地の収奪、埋め立てなど) - Exclusion of local communities in decision-making
地域住民を排除した意思決定のプロセス
■お目当ての湿地に投票するには
重要な湿地をブルーグローブ賞、あるいはグレーグローブ賞に推薦するには、下記の手順に沿って進んで下さい。
- 湿地に投票するにはWWNへの登録が必要ですので、まず登録を済ませて下さい。登録は簡単かつ無料です。まず、ウェブページ本文のvote/registerをクリックして必要事項を入力して下さい。ユーザーネーム(Eメール)、パスワード(2回入力)、所属団体名、連絡窓口/担当者名、国名、大陸名(日本はアジア)を入力。"Are you an NGO?"と問われていますので、NGOメンバーの場合は右のチェックボックスをクリックして✓を入れます。その下の赤枠内に表示されている2つの単語を白い枠内に入力したら、registerと記されている枠をクリックします。登録が成功すると、Registration receivedと書かれたページに自動的にジャンプします。その後、"Thank you for registering with worldwetnet.org"という表題の確認メールが届くと登録完了です。あなたの登録および投票に関する情報は公開されません。
次に投票を行います。 - HPの右上にあるMy accountをクリックしてLoginページを開きます。あなたのアカウントにログインし、Wetlands Awardsのページに行きます。(Introductionで始まるページ)
- 同ページ下の世界地図からお目当ての地域を選択します。(あなたの居住地域以外でも可。)ラムサール湿地を示すグーグルマップが表示されます。ネットスピードが遅い場合は時間がかかることがありますので、あせらないで!
- 湿地をクリックすると、ボックスが現れ、湿地名とvote for this wetlandが表示されます。(緑色の丸印の上にカーソルを乗せ、ポインターが人差し指を突き立てたものに変わったところのみ、ボックスが開きます。)ボックス内のVote for this wetlandをクリックすると、Blue Globe Award(湿地の管理における最良の実践例)とGray Glove Award(危機に瀕する湿地)の投票欄が表示されます。該当する賞の頭にあるチェックボックスをクリックして✓を入れます。すぐ下の欄にその湿地に投票する理由を記入することができます。(無記入でも投票できます。)一番下のVoteのボックスをクリックするとデータベースに投票が送信されます。各湿地への投票は一回のみです。お目当ての湿地が表示されない場合は、次ぎのステップに進んで下さい。
- 新たに湿地を登録するには、ウェブサイト左側のメニューからAdd a new wetlandをクリックし、Submit wetlandのページを開きます。(すでにログアウトしている場合は、ここでユーザーネームとパスワードを入力します。)
- 必要事項を記入します。(湿地名、面積/ヘクタール数 [数字の間に(,)は入れない]、緯度と経度 [http://www.getlatlon.com/ で確認] )この賞は国際的、あるいは国内において重要な湿地のための賞です。追加する湿地が国際的、あるいは国内において重要な湿地の場合はチェックボックスをオンにします。重要な湿地の詳しい定義については、ラムサール条約のウェブサイトをご覧下さい。
- Submitをクリックして送信します。WWNの各地域代表がこれを確認した後、あなたや他の参加者が投票できるよう、その湿地を地図に追加します。2012年3月31日の締め切り日までに投票をお願いします。
分からないことがある場合は、ご遠慮なくお尋ね下さい。うまくいきますように!
2011年7月 WWNコミティー
2012年01月15日掲載