にじゅうまるCOP3でのラムネットJ分科会

 ラムネットJはIUCN-Jの「にじゅうまるプロジェクト」に3つのプロジェクトで参加しています。2月17日と18日に東京で開催される「にじゅうまるCOP3」では、2日目の分科会で、「田んぼ10年プロジェクト」「湿地のグリーンウェイブ」「日韓NGO湿地フォーラム」の活動報告と参加者による意見交換を行います。愛知ターゲット達成年の2020年まで、そして2020年以降の活動について議論する大切な機会となります。
 1日目の全体会合・記念フォーラム「ヒアリとウナギと投資から見る私たちの未来」も興味深い内容となっています。皆様のご参加をお待ちしています。



第3回 にじゅうまるプロジェクト パートナーズ会合
(にじゅうまるCOP3)
日 時:2018年2月17日(土)10:00〜20:00、18日(日)9:30〜18:00
会 場:國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター常盤松ホール 
    (17・18日)・3号館(18日のみ)
    〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28 渋谷キャンパス内[アクセス]
参加費:500円(資料代として)
定 員:250名(要申し込み)
☆参加申し込みはこちらのページから
☆にじゅうまるCOP3全体についてはこちらのページをご覧ください。



にじゅうまるCOP3 ラムネットJ分科会プログラム
タイトル:ひと・生きものがつなぐ田んぼ〜川〜干潟〜世界
*ラムサール条約「世界湿地の日」記念行事
*ICEBA2018プレイベント
日時:2月18日(日)10:00〜16:30
場所:國學院大学学術メディアセンター常盤松ホール(分科会:3号館3階予定)

●1部:10:00〜13:00
「田んぼ10年プロジェクトの課題を解決し、2020年以降の活動に活かすために」
 ラムサール・ネットワーク日本は、ラムサール条約および生物多様性条約の水田決議のフォローアップとして、「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト(以下、田んぼ10年プロジェクト)」を国内外で実践しています。このプロジェクトは、「愛知目標」(水田目標)のもと、田んぼの生物多様性の向上を図ることを目指しています。
 愛知目標の達成年の2020年まであと3年を残すのみとなりました。今回のにじゅうまるCOP3分科会では、課題のいくつかについて、田んぼ10年に参加する方々から参考になる事例を紹介していただき、集まった多くの方々との意見交換・議論をもとに課題を整理し、2020年まで、さらに2020年以降の活動に活かすこととします。
 全体進行:ラムネットJ 安藤よしの

報告1.田んぼ10年プロジェクト-その活動と直面する課題-
    ラムネットJ 呉地正行
報告2.直面する課題を乗り越えるために(各15分 60分)
 課題① 生きもの調査の手法・データ収集・それをもとにした次のステップ
 ・新たな生きもの調査法による、田んぼの生物文化多様性の評価
    NPO田んぼ 舩橋玲二
 ・「田んぼの生きもの調査」これまでとこれから
    JA全農 広報部 渡邊剛志
 課題② 都市住民は田んぼにどのようにかかわれるか
 ・生産者と消費者をつなぎ、持続可能な社会づくりを
    コープデリ 小林新治
 ・「生きもの元気米」の取り組み
    河北潟湖沼研究所 番匠尚子 11:15〜11:30
<グループ討論>
2020年以降の田んぼの活動に組み入れたい課題について
 グループ討論に向けた話題提供(各10分 30分)
 ①千葉県いすみ市の取り組みとICEBA
    いすみ市農林課・房総野生生物研究所 手塚幸夫
 ②びっくりドンキーの生物多様性に配慮したお米の提供への挑戦
    (株)アレフ 荒木洋美
 ③TTP(田んぼを食べるプロジェクト)で持続可能な農業を創る
    TTP発起人 林 鷹央
<グループ討論 50分>
<まとめ>  ラムネットJ事務局長 浅野正富

●昼休み「カフェ 田んぼ」13:00〜13:30
 おむすびなど田んぼの恵み+飲み物の試食
 場所:分科会の教室

●2部 13:30〜16:00
「水のつながり 命のつながり 湿地のグリーンウェイブ」
 ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)では、国際生物多様性の日(5月22日)を中心とする4月〜7月に各地の団体が実施する自然観察会・生きもの調査・田植え・シンポジウムなどの活動を全国に伝え、お互いが連携し支え合う全国キャンペーン「湿地のグリーンウェイブ」を毎年開催しています。この「湿地のグリーンウェイブ」に参加し活動している各地の団体の事例報告を聞き、成果や課題を整理したうえで、これからの活動に向けた話し合いを実施します。

全体進行:ラムネットJ原野好正
1.湿地のグリーンウエィブこれまでの活動
  ラムネットJ 陣内隆之
2.各地の活動事例報告 60分(各15分)
 ①多摩川河口干潟 山口義明
 ②河北潟 番匠尚子
 ③中池見湿地 上野山雅子
 ④クロツラヘラサギネットワーク 松本 悟
3.ワークショップ
 「湿地の保全・賢明な利用」の主流化をはかるために
 これからの活動に必要なことは(60分)
   進め方説明:原野好正
4.まとめ 10分
   ラムネットJ 安藤よしの 

●3部 16:00〜16:30
日韓湿地NGOフォーラム報告 ラムネットJ 柏木実 
 ラムネットJは、地域NGO のラムサール条約への関わりを考えるワークショップなどを韓国NGO と協力して開催してきています。日韓NGOを中心として、中期的には世界湿地ネットワークの持ってきた役割を確保し、長期的には地域住民・地域NGO による条約の充実を目指しています。

2018年02月10日掲載