第9回 田んぼ10年プロジェクト地域交流会 in 愛知(豊田市)

 ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)では、田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト(田んぼ10年プロジェクト)の第9回地域交流会を下記の通り開催します。皆さま、ぜひご参加ください。
 なお、ラムネットJの2018年通常総会を、前日(6月17日)午後1時30分から、同じ会場(豊田市自然観察の森ネイチャーセンター研修室)で開催します。ラムネットJ会員の方は地域交流会と合わせてご参加ください。



第9回田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト
地域交流会 in 愛知(豊田市)
─サシバのすめる水田作り─

180617tambo10-200.jpg
 起伏に富んだ丘陵に湧水湿地と谷津田が散在する東海丘陵に位置する豊田市自然観察の森では、サシバがすめる森と田んぼや湿地の復元に取り組んでいます。また森に接する水田で稲作を営んでいる農家の方々や地域の農業関係団体、行政、企業、NGOなどとも連携して、多くの生きものたちとともに暮らす地域づくりの試みを行っています。ラムサール・ネットワーク日本では、この取組をいっそう進めるために、豊田市自然観察の森といっしょに田んぼの生物多様性向上10年プロジェクトの地域交流会を、開きます。アカトンボ、カエルたち田んぼの生きものたちとお米との関係をいっしょに考えてみましょう。

主催:NPO法人ラムサール・ネットワーク日本
共催:豊田市自然観察の森
後援:環境省中部地方環境事務所、農林水産省東海農政局、愛知県、豊田市、
   JA全農、JAあいち豊田
協力:日本野鳥の会
(地球環境基金助成事業、ICEBA2018プレイベント)

開催日:2018年6月17日(日)
場 所:豊田市自然観察の森ネイチャーセンター
     愛知県豊田市東山町4丁目1206−1 TEL 0565-88-1310
     豊田市駅から豊田市おいでんバス
     豊田・渋谷線 市木・双美団地行「自然観察の森」下車
参加費:無料

●第1部 田んぼめぐり(10時〜12時)
カエルの谷(サシバ復活の水田・休耕田)と矢並湿地(ラムサール条約湿地「東
海丘陵湧水湿地群」のひとつ)で湿地環境と活動内容の実際の解説を受けます。
講師:川島賢治(豊田市自然観察の森チーフレンジャー)
集合:豊田市自然観察の森ネイチャーセンター前
定員:20名

●第2部 地域交流会(13時〜17時)
 稲作で田んぼの生きものとの共生を目指す田んぼ10年プロジェクトとサシバが
つなぐ豊田市とフィリピン、田んぼと湿地でサシバの復活を目指す豊田市自然観
察の森やトヨタの活動、水田の魚道やアカトンボ米など里地・里山の生きものと
人との関係について、話を聞きます。
会場:豊田市自然観察の森ネイチャーセンター研修室
定員:100名

<プログラム>
1.基調報告 (40分)
田んぼの10年プロジェクトが結ぶサシバと人の未来
田んぼの10年プロジェクトの紹介とサシバが冬を越すフィリピンの水田
 呉地正行(ラムサール・ネットワーク日本共同代表)

2.地域からの報告(各15分)
1)サシバのすめる森と水田づくり・豊田市自然観察の森の取組み
   大畑孝二(日本野鳥の会)
2)田んぼの学校 エコたん:稲の自然栽培の試み
   高山博好(NPO法人びすたーり代表)
3)トヨタ自動車新研究開発事業におけるサシバとの共存をはかる
  環境保全の取組み
   トヨタ自動車株式会社
4)愛知県における水田の生物多様性保全の実践取組
   田中雄一(愛知県農業総合試験場主任研究員)
5)生きものブランド米:赤とんぼ米の取組み(仮題)
   三橋豊(JAあいち豊田)

3.パネルディスカッション(70分)
コーディネーター:夏原由博(名古屋大学教授)、
パネラー:基調報告者、および地域からの報告者、日野輝明(名城大学教授)

●お申し込み:下記WEB申し込みフォームからお願いします。
(6月10日締め切り)
https://goo.gl/Zrwwi4

●お問い合わせ:ラムサール・ネットワーク日本 事務局
Eメール/info☆ramnet-j.org(☆印は@に置換)

チラシPDFファイル

2018年05月29日掲載