ラムネットJ設立10周年シンポジウム〈第2弾〉8/25 東京

ラムサール・ネットワーク日本(ラムネットJ)では、設立10周年記念シンポジウムの第2弾を2019年8月25日に東京で、下記の通りに開催します。みなさまのご参加をお待ちしています。


ラムネットJ設立10周年シンポジウム〈第2弾〉
ラムサール条約の実施とNGOの役割〜水の自然な流れを守るために〜

 世界中で開発による湿地の劣化・減少が続いています。中でも河川集水域や沿岸域には開発が集中しています。これらの開発には、水の自然な流れを阻害する人工構造物の建設という共通の特徴があります。埋め立てや複式干拓、ダム・堰、護岸整備、巨大防潮堤による海岸改変などがそのような開発です。河川集水域や沿岸域の重要性、水の自然な流れを守ることの大切さは、ラムサール条約の決議やガイドラインでこれまで繰り返し指摘されてきました。しかし現実には、これらの決議は活かされず、湿地が劣化・減少し続けています。
 ラムサール・ネットワーク日本は、2016年の日韓NGO湿地フォーラムから継続してこの問題に取り組んできました。今回の10周年シンポジウム〈第2弾〉では、元ラムサール条約事務局次長のニック・デイビッドソン博士を迎えて、ラムサール条約を活かすにはどうしたらよいのか、ラムサール条約の現場での実施とNGOの役割について講演していただきます。
 また、日本、韓国をはじめとする各地のNGOなどからの報告をもとに、水の自然な流れを守っていくための行動について話し合います。

●日 時:2019年825日(日)10:00〜17:30
●会 場:YMCAアジア青少年センター 9階/国際ホール
      東京都千代田区神田猿楽町2-5-5 TEL 03-3233-0611 [地図]
●参加費:2000円(資料代含む)

●主 催:ラムサール・ネットワーク日本
●共 催:韓国湿地NGOネットワーク(KWNN)
     世界湿地ネットワーク(WWN)
●後 援:環境省、日本国際湿地保全連合(WIJ)、日本自然保護協会、
     WWFジャパン、日本野鳥の会
●協 賛:GLOBAL GREENGRANTS FUND(GGF)、パタゴニア日本支社

【プログラム】
●特別公演:ラムサール条約の決議履行とNGOの役割
 ニック・デイビッドソン〈元ラムサール条約事務局次長〉
●報告1:日本の湿地保全の取り組み
 荒牧 まりさ〈環境省自然環境局野生生物課課長補佐〉
●報告2:日本の自然再生事例...荒瀬ダムの撤去
 つる 詳子〈豊かな球磨川をとりもどす会〉
●報告3:韓国の自然再生事例...四大河川事業の堰開放
 キム・キョンチョル〈四大河川調査評価企画委員会委員(韓国環境部)〉
●報告4:世界湿地ネットワークの取り組み(ビデオレター)
 ルイーズ・ダフ〈WWN代表〉
●日本のNGOが湿地保全の実施に果たしている役割
 名執 芳博〈WIJ会長〉
●討 論:水の自然な流れを守るためのNGO行動計画

【参加方法】
  • 英語/韓国語の同時通訳があります。
  • 当日自由参加ですが、通訳機材準備のため事前に参加登録をお願いします。(当日受付でも登録可)
  • 参加ご希望の方は以下のウェブ・フォームからお申し込みください。
  • Eメールでお申し込みの方は、氏名、所属、同時通訳レシーバーの希望の有無を、下記のメールアドレスへ送信ください。

【お問い合わせ】
ラムサール・ネットワーク日本 TEL/FAX 03-3834-6566
E-mail:info☆ramnet-j.org(☆印は@に置換)

  • ラムネットJ設立10周年シンポジウム〈第2弾〉は、GGF、patagoniaの支援を受けて実施します。
  • 報告者のプロフィールなど、詳細は以下のチラシ(PDF)をご覧ください。
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2019年07月18日掲載