田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクトキックオフ集会(12/12開催)
ラムサール・ネットワーク日本では、ラムサール条約と生物多様性条約の湿地生態系としての水田の生物多様性保全を進める「水田決議」と、生物多様性条約の「愛知目標」の達成のために、「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト(田んぼ10年プロジェクト)」を行ってきました。このプロジェクトでは、300以上の参加者を得て、日本全国各地で農業の現場から食卓に至るまで、生物多様性を基盤とした幅広い活動のネットワークを作ることができました。
「愛知目標」は、達成年の2020年を迎えて新しい国際的な枠組みへ移行されようとしています。田んぼ10年プロジェクトも、SDGsの実現を目指すとともに、新たな生物多様性保全の目標年である2030に向けてアップデートをし、「田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクト(田んぼ2030プロジェクト)」を立ち上げることになりました。
このキックオフ集会では、現在、議論が進められている気候変動や生物多様性保全の国際的な枠組みのなかで日本が進むべき方向を見通し、新しいプロジェクトにおいて参加者が取り組んでゆく意気込みを共有します。
田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクトキックオフ集会
【開催情報】
●日 時:2021年12月12日(日)14:00〜17:00
●会 場:小山市立中央公民館 第一研修室
(〒323-8686 栃木県小山市中央町1-1-1)
オンライン併用
●参加費:無料
●主 催:ラムサール・ネットワーク日本
●共 催:小山市・IUCN日本委員会
●後 援:環境省関東地方環境事務所(申請中)・農水省関東農政局・国交省関東地方整備局・オリザネット・栃木県・日本野鳥の会・日本自然保護協会・ WWFジャパン・わたらせ未来基金・ラムサール湿地ネットわたらせ(予定)
【プログラム】
司会進行 安藤よしの(ラムサール・ネットワーク日本理事)
開会あいさつ 呉地正行(ラムサール・ネットワーク日本理事)
あいさつ 浅野正富氏(小山市長) ほか
第1部 基調講演[60分]
1.「生物多様性保全の国際的な枠組みと農業への期待」(仮題)
道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)
2.「気候変動対策と水田の役割」(仮題)
西廣 淳(国立環境研究所気候変動適応センター)
第2部 田んぼの生物・文化多様性2030プロジェクトの目指すもの
金井 裕 (ラムサール・ネットワーク日本共同代表)[30分]
(休憩)
第3部 リレートーク『私はこれをやります!!』[45分]
コーディネーター:舩橋怜二 (NPO法人たんぼ理事長)
コメンテーター:道家哲平、西廣 淳、古谷愛子(NPO法人オリザネット)
リレートーク参加予定者:生きものを育む農業を実践されている農家の方々、政策や農産物の販売・消費を通して支援されている地方自治体や生協など流通に関わっている方々、地域で里地・里山の保全にも関わっている市民など多数。
【申し込み】
下記のオンラインフォームからお申し込みください
2021年11月24日掲載