ラムサール条約第14回締約国会議(COP14)に行ってきます!
ラムネットJ共同代表 永井光弘
2022年11月5日から13日まで、ラムサールCOP14が、中国を開催国としつつ、スイスのジュネーブで開催されます。今回もラムネットJとして現地でさまざまな活動をします。
①呉地さん受賞式 ラムサール賞(ワイズユース分野)を受賞したラムネットJ理事の呉地正行さんの受賞式が行われます。受賞理由の一つにラムネットJが取り組んできた「田んぼの生物多様性向上への寄与」が考慮されており、大変喜ばしいです。
②注目の決議案 本会議では今後の湿地保全と管理に影響する重要決議案の審議が行われます。ラムネットJでは、「若者を通じたラムサールつながりの強化に関する決議案」「公教育部門における湿地教育に関する決議案」「気候危機に対処するための自然を活用した解決策としての湿地保護・管理・再生に関する決議案」等について特に注目し、事前に決議案の翻訳をしながら勉強して会議に臨みます。
③サイドイベント ラムネットJは、現地でサイドイベントを2つ開催します。一つは「自然な水の流れ~湿地生態系の保全と再生の秘訣」、もう一つは「持続可能な湿地生態系としての水田と人々のための行動」です。いずれも従来の取り組みをさらに発展させるもので、鋭意、準備中です。
④ユースのメンター 今回は2名の若者(ユース)が実際にCOPに参加し湿地保護の現状やNGOの活動を経験する予定です。IUCN-Jの援助を得て、ラムネットJ理事の安藤よしのさんを中心にラムネットJが彼らのメンター(指導者)の役割をします。若い感性によってどんなことを学び取ってくれるのか、今から楽しみです。
その他、COP期間中ブースを開設して日本の湿地保全状況を発信し、世界のNGOとも交流を深めます。
急激な円安のため予定した助成金では活動資金が足りません(12月の生物多様性条約COP15の参加も同じ状況です)。リアルタイムのCOP活動報告とともにクラウドファンディングのお願いもすることになりますが、どうかご支援をお願いします。なお、寄付はオンラインでも可能ですので詳しくは本誌の4頁目をご覧ください。
(ラムネットJニュースレターVol.49より転載)
2022年11月16日掲載