今年も棚田で田植えだ!!~世界で一番、安全な米作り~
●主 催:環境共育を考える会
●開催日:2011年5月21日(土)
●場 所:福岡県粕屋郡久山町 柳原
人口140万人が暮らす福岡市の西に位置する久山町、市内から車で30分程度のところに私たちが通う「柳原の棚田」があります。
私たちが棚田に通い始めて、11年、今年も田を起こし、谷川から水を引き込みます。
それを待ちわびるかのように、生き物たちが一斉に、田んぼに集まり、今年も棚田での「いのちの祭り」が始まります。
田んぼにトラクターの音が鳴り響き、力強く、田んぼの土を耕して行きます。
耕作放棄の棚田をお借りして、一枚、また、一枚と藪を切り開き、かつてあった棚田の風景を蘇らせて行きます。
無農薬・有機栽培の棚田のお米作り、その田んぼには、生き物が爆発です。
田んぼの水は、横を流れる谷川から。なので、田植えはどうしても、雨の恵みが無いと田んぼに水がたまりません。しかし、毎年、梅雨のはしりで雨が降り、今年も棚田で田植えができました。
みんな朝から集まり、一列に並んで、一本ずつ、苗を植えて行きます。
あっちの田んぼ、こっちの田んぼと次々に植えて行きます。
2歳の子供も田んぼに入ってお手つだい?
田植えが終わったら、おいしいランチタイム。畔道の木陰にゴザを広げて、「おいしいね」
田んぼのカエルたちも大合唱しています。
食事がかわると、小さな子供たちはおひねる。でも、虫とりに夢中になる子供も。
ということで、今年も棚田の田植えが無事、終わりました。
田植えが終わると、田んぼの草取りです。
稲の間を気持ち良く泳ぎまわるオタマジャクシやゲンゴロウなどを眺めながら、草を取って行きます。すると稲が「気持ちいい!!」と言っている声が聞こえます。
無農薬の田んぼは、稲も生き物も人も「気持ちいい!!」場所なのです。
後は、おひさまの光を一杯浴びて、稲がすくすくと育って行きます。
こうして、人と自然の結びつきを取り戻し、一人ひとりがそれを体感できるイベントを今後も続けて行きたいと思います。
(境共育を考える会 世話人 松原 学)